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2010 04,15 00:00 |
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通学 携帯 身動き
三題噺 満員電車での通学にも慣れてきた頃、私は相変わらずというか、いつものようにテンションを上げていた。 満員電車だよ?12両の電車が、だよ? 一時間に一本で、しかも一両編成のワンマン列車に揺られて通学していた私には、そんなウザイ(?)苦痛なものではなかった。 こんなに静かなんてと思っ革靴同士が触れてしまうほどに接近した。 肩には他人の肩が当たっている。 なのにだ。 誰もなにも言わない空間。 車掌がただただ次の停車駅を流しているだけ。 集団だからこそ、無言になるこの流れが日本人らしいんですよ! と言う中国人の留学生。 みんなに笑われていたけど、私も同じ考えだった。 私はあの人たちはなにをしているのだろう。と思う。 携帯電話を見ながらイヤフォンを耳にしている若人たち。 目はどこに焦点があっているのか、わからないぐらい。 まだ、駅のゴミ箱から週刊誌を集めているオジサンのほうが焦点があっていましたよ。 小刻みに揺れる車内。斜め前の人とずっと方が当たっていた。 身動きとれない車内。 申し訳なさそうにこちらも向こうも苦笑い。 それ以外はみんな能面の仮面舞台。 大勢の人が居たのに、まるで2人きりのように感じた。 2人だけを乗せたその電車は進んで行く。そう、二人きりの車内。 彼が済まないですどメールの画面を見せた。 筆談から広がる会話には本当に2人だけの世界。 世界はそう、広がっているのだ。 慣れだよ、慣れ。 朝五時起き6時出発している絶賛キャラ作り中の方とか、私みたいに6時過ぎ起き6時半出発とかもいるんです。 電車のあの箱の中で物語も進むんです。 重要度は僅かですけど。 了。 PR |
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