カオスの溜まり場っ!?
いつもより高い電波でお送りします。よろしくおねがいします。
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まずは一読をお願いします。
趣味の欄にインターネットと書ける位にはネットを触っている人。
小説読むのも書くのも、物語を語るのも好きな人。
ネタの引き出し少ないけど。
主に脱線しないことが無いので遊び半分に見てください。
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2009
06,07
09:55
【自作自錯】制服組(2)
CATEGORY[自作自錯]
「まず、現場に着いてすることは、靴をあわせること」
「――――そして、手を合わせること」
(父の友人談)
この頃の口癖が、ご利用ありがとうございますになってしまうほど、駅での職務になれた頃。
上司である駅長から職務後残るように言われた。
「ふぅ。まぁ、そこに座ってくれ」
そういって、駅長室の奥にある応接間に通された。
内心、何かやらかしたのか?という不安感と昇進か何かかな?という期待感で、頭の中の株式市場が乱れまくっている。
「駅員で終わるつもりなのか、車掌、運転手になりたいのか。じっくり考えるといい、まぁ、こういうことだ」
そういって渡したのは、2ヵ月後に車掌教習が行われるという告示であった。
「あと、こういうことなんでね」
駅長が見せたのは一枚の紙切れ。字面からすると、車掌になるための推薦人に渡されるもののようだ。
「まだ、君は若いから、どっちにするのか考えてみても良いかもしれないぞ、まあ、今日はもう遅いからあがって良いぞ」
お疲れ様です、失礼します・・・といいつつ、気分は上の空であった。
そりゃ、小さい頃にはプラレールで好きだった車両を買ってもらって喜んだり、新幹線を見に行ってとっても喜んだ記憶もある。
そして、運転手にもあこがれたことも。
鉄道会社は通常、駅員から車掌を養成し、車掌から運転手を養成する。
つまり、運転手になるためには車掌になってからでないと、できないということなのだ。
そのための第一歩に車掌へ。悪くない話だ。
でも、自分ってどうなんだろう。
何がしたいというわけでもなく、普通の大学に入って、普通に就職した。
小さい頃に憧れたのは、嘘ではない。
でも、今もその気持ちがあるのかと言われれば、素直にうんと頷けない自分がいた。
親父のカメラを別に盗られるわけでもないのに必死に握り締め、
大きな大人たちに混じり、新幹線や特急電車を撮りに行ったものだ。
次の日は夜勤明けなので、休みだった。
だけども、何もしないで過ぎ去った気がする。
そして、次の出勤日。
結論から先に言うと、車掌への教習課程に進むことにした。
駅長は、ただ「そうか」と言ってくれた。
駅長は僕には、なにもいわないけど、実にご機嫌だった。
その駅長さんの喜んでいることに、後ろ髪を引かれる思いがした。
ちゃんと、車掌になろうと思ったのは嘘ではない。
だが、自分の夢やそういう感情を全てふさぎ込んだ上で、ある。
別に憧れていたからこの職場に来たわけでもないし。
だから、車掌になりたかったのはこんな理由である。
鉄道会社の子会社の社員から、本社に異動になる。
職務上の立場が上がるのと、給料の手取り額が増えるからという、利己的な醜い理由から。
無様なのだろうが、それでもいい。それが何か。それが問題なのか?と。
こうして、僕は「車掌さん」ではなく、給料のいい「車掌という職業」に憧れていったのだ・・・。
その甘い考えが崩されたのは、研修も実車研修といって、先輩が乗っているものの実際に車掌として業務する、言わば仮免を取得し、もうすぐ車掌になる・・・といった頃であった。
0630(マルロクサンマル) XX駅発、列車番号XXXXM、XXX系。
0730(マルナナサンマル)。
あと30分で、ターミナル駅まで到着し、業務が終了する頃だった。
運転手による急なブレーキだった。
ATS(自動列車停止装置)も作動していない。
すぐさま、列車電話で運転手に電話をかける。
先輩は早かった。
列車無線で防護無線を発令、運行指令部に連絡を取った。
その路線は、このことにより、全ての列車の運転を見合わせた。
人身事故。
飛び降り自殺を線路上で図ったようだ。
巻き込まれたこっちにしたら、とんだ迷惑だ。他所で死んでもらいたい。
何故、停車したのかと不安そうにするOL。
会議に遅れるじゃないかと乗務室の窓ガラスを叩くサラリーマン。
僕と先輩は、ただただ、頭を下げ、車内放送で事情を説明し、謝罪するしかなかった・・・。
現場確認のため、車内のことを先輩に任せて、運転手と一度外に出る。
大きな騒ぎになっている運転手に、100メートルも200メートルも後方にいる僕が走っていった。
列車の端から端までだから仕方がない。
途中、血溜まりが見えた。だが、”ブロック”は見えなかったので、はじめに衝突した時の地点だと思った。
大きな幹線道路をくぐるその地点。
多分ここからだな、と思った。
目線は下にせず、気持ち分だけ上を見ながら走った。
運転席によじ登る際、ドア付近のお客様と目が合った。
高校生カップルの不安そうな目線が痛かった。
これが、「現場」か。
と、本気で思った。
続く・・・のか?
[小噺。]
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