カオスの溜まり場っ!?
いつもより高い電波でお送りします。よろしくおねがいします。
プロフィール
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国土面積
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男性
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インターネット
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まずは一読をお願いします。
趣味の欄にインターネットと書ける位にはネットを触っている人。
小説読むのも書くのも、物語を語るのも好きな人。
ネタの引き出し少ないけど。
主に脱線しないことが無いので遊び半分に見てください。
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2009
05,26
20:00
【自作自錯】歌と唄
CATEGORY[自作自錯]
○放課後ノスタルジィ。
担任に放課後、小言を言われに職員室へ。
上の空で聞き流していると、いつの間にか結構な時間になっていた。
失礼しました。と誰も聞いていなさそうな職員室の中へ、そしてその扉を閉める。
ふぅ・・・・・・、やれやれ。
放課後の誰も居ない教室。窓からは来春取り壊される予定のおんぼろ校舎とその渡り廊下。
その間を架ける渡り廊下をくぐる様に走る野球部員一同。
監督が居ない間の他愛のない雑談しながらのランニング。時々聞こえる笑い声。
空には月がのぼり始めている。太陽も少し傾く時間になってきた。帰ったころにはきれいな夕焼けが見えるだろう。
さて、荷物をまとめて帰るとするか。
が、その声に混ざるように高い声――歌声が聞こえてきた。
この学校には合唱部なんかないんだが・・・・・・
なぜかその歌声に聞きほれた。
誰もいないはずのおんぼろ校舎からだ。この曲はどこかで聴いたことがある曲だ。
――その曲は”Amazing Grace”だった。
僕はそのまま旧校舎へと足を向かわせていた。
立ち入り禁止のロープをまたいで、渡り廊下、旧校舎へ。
野球部の声が小さくなり、歌声が大きくなっていく。
この部屋だ。元々選択教室だったその部屋に少女がいた。
教室の扉の前で自然と足が止まった。教室の中心には歌に夢中な少女が一人。
正直、聞きほれていた。いや、後から思えば、聴いて惚れていたのかもしれない。
この場は邪魔してはいけない。そう思って戻ろうとすると。ギシッっと木の廊下の軋む音。
っ!――だれっ!?
うわ、まずっ、気づかれた?
「いや、上手な歌、聞こえてきたからどんな人が歌っているんだろうとつい・・・・・・」
って、何調子にのって僕はそのまま教室に入っているんだ!
「歌、上手に思う?」
急に話を振られた。
「その曲って確かアメイジング――」「”Amazing Grace”だよ」 そうそれ。
「その悲しさっていうのか、レクイエムのように聞こえた、けど聞き入ってしまうぐらいにきれいな声。」
スカートの上から「の」の字を書いてたその少女・・・いや、女の子の指がピクンとなった。
あっ、なんだかかわいい。
「えっと、ありがとね。そんなに誉めてくれて・・・えっと――名前きいてもいいかな?」
夕焼けを背負った彼女はほんのり赤かった。
その赤色がとっても、心地よかった。
こうして、お互いに知り合いになった。
放課後僕たちはいつも集まった。
この歌手のこの曲が好きだとか、洋楽の中で一番すきなのは70年代だとか。
他愛のないことを話し合った。
彼女の歌声を聞くただ一人の観客で、ただ一人の解説員。
観客といっても、歌の前後に拍手するだけで、解説員といっても、自分が気づいたことを言うだけで、
ずっと僕は彼女の歌に聞き惚れていた。
たまには僕が歌ったことすらあった。
「言うこと言うだけで、実は・・・・・・音痴?」
とすこし、勝ち誇ったようにエヘンっ!とする彼女。
彼女にうんと言わせるために、何回か練習したけど、あきらめた。
いつも、いつもこんな日常が続くとも思った。
が、そんな日常は続かなかった。
急に彼女が現われなくなった。
彼女の担任に聞いたところ、急に都会の学校に転校したらしい。急だった。
急な転校で取り残されたおんぼろ旧校舎。僕はいつの間にか旧校舎に足を踏み入れることすらなくなった。
あぁ、これからつまらない放課後になるんだろうと思うと悲しくなった。
――耐震不足らしい。あの校舎は。
そんな話を担任から聞いた。どうやら取り壊しの日時が早まるらしい。
その話を聴いたその日の放課後。僕は久しぶりにおんぼろ校舎に行くことにした。
そう、出会った時のように。ただ、野球部の声も彼女の歌声も聞こえない放課後だったが。
渡り廊下から空を眺める。
雨。黒く暗いその雲から断続的に降る雨。こっちの気まで参りそうな色だった。
湿気を感じるおんぼろ校舎。木製廊下がひんやりとした。
あの教室。誰も居ない。
まるで切り取られたように。
でも、あの時と変わったのは彼女が居ないこと。ふとため息をついた。
まぁ、これでこの教室に来るのも最後かと。
けっこう、好きだったんだよな・・・あの放課後の時間。あの少女――との。
なぜかため息。
いや、わかってる。
僕は彼女を好きだったんだと。
ふと、机を見てみた。いつもイス代わりに使っていたその机の上に――封筒が。
白い封筒。あて先はない。後ろを見てみると――彼女の名前が。
――っ!何故!
恐る恐る中身を見てみることにした。
XX君へ。
急な転校になってごめん。そして言い出せなかったことにもあやまります。ごめんなさい。
XX君と一緒に居れた放課後がとっても楽しかったです。本当だよ?
向こうに行っても私、歌がんばるよ。XX君の歌の指導のおかげで自信がついたよ!
またXX君に歌を教えてもらいたいな。――XX君の歌つきで。
本当に楽しい時をありがとう。そして大好きだよ。
便箋には彼女の少し丸い文字が。子供らしい――でも、しっかりとした文字が並んでいた。
ふと、その便箋の裏を見た。
実は、まだ続いていたのである。
P.S. XX君にぎゃふん!って言わせるんだからね!
多分歌のことだろう。うん。実に彼女らしい文章。
なぜか気分が晴れ渡った気がした。
(了)
○カーテンコールは私に。
この後、僕は音楽雑誌の中で彼女と出会うことになった。
彼女はメジャーデビューした。あの頃の彼女のままだった。
おんぼろ校舎は取り潰されて再建され、今までの校舎が旧校舎になった。
少し残念だったが、でもでもそれでよかった気がする。
ある日、自宅に僕あての手紙が届いた。
白い封筒に白い便箋、そしてあの文字。
手書きで書かれたその手紙には2枚のチケットが。
1枚は、彼女の初のコンサートのチケット。しかも特等席。
もう1枚は――――。
そしてこの一言が書き添えてあった。
「また私の歌の指導をお願いします、XX君♪」
もう一枚には、コンサート前日の日時と
――あの二人がであった跡地の新校舎の音楽室への地図だった。
(終わり)
えー、某氏の作品をそのまま自分なりにアレンジして書いてるので、原案F氏・アレンジ国土といった所です。
壊される旧校舎っていいよね、関係ないけど。
一回そういうので作った記憶があったり・・・
カメラ小僧のシリーズは合併ということで無理やり旧校舎作って写真に勤しませたけど、こういう純粋なのいいよね。
夕日と旧校舎って燃え萌えキュン☆って国土が言ってた。多分誤字じゃない。
本筋はそのままですが、私はこっちがいい。
なぜなぜこっちの方が私は萌えるかr(ry
てか映像化して音声つけるならこっちがいいダニたんボイスでボクっ子男子ね。・・・・・・ごめん冗談。
日常と非日常って好きです><
好きで思い出したけど。
森博嗣氏の「数奇にして模型」思い出した。
好きにしてもOK?著作の中身はまさに森ワールドが広がってたけど。 あっ、あとがきとか作品に一切関係ないからね。
言葉遊びは西尾維新よりも森博嗣が好きな人でした。
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